








どうも日本では「婚活」というのが流行っているらしい。就職活動が「就活」で、結婚活動が「婚活」なんだそうな。なんでも略せばいいってもんぢゃないだろうとは思うけれど、「結活」にならなかったよりはマシかもしれない。「ケツカツ」なんてなんだかヘンだものね。
この婚活という言葉は、男性より女性が使うことが多いようだ。結婚したいのに相手がいない、という女性の話をあちこちで聞く。それも30〜40代に多いみたいで、私も友だちから「誰かいい人いない?」と、よく訊かれる。「いるわけないぢゃん。いたら私がゲットしてるし」などと冗談めかして答えながら、バツのつくオンナである私は心の中で「結婚ってそんなにいいものか?」とついつい思ってしまうのだ。
ひとり暮らしも長くなると、こんなに楽なことはない。好きな時に好きなことができるし、なにをしたって自分次第、自分のペースで生活できるこの幸せを私は失いたくない。恋愛は夢で、結婚は現実だ。惚れる相手もいないなら、なにも無理して捜してまで夢から現実に足を踏み入れることはないんぢゃないか? と、現実から逃避してきたオンナは思う。
実はこのあいだ、デング熱にかかってしまった。夜中に身体がだるくなって、翌日には高熱が出た。時期も時期だっただけに「ま、まさか豚フル?」とアセりまくったけれど、タミフルを飲んでも治らなかったので、病院ギライの私が観念して友だちに連れて行ってもらったら、なんとデング熱だったというわけ。
「私はデングにはかからない」と信じていたにもかかわらず、それはあっさりとやって来た。考えてみれば、自分だけはデングにならないなんて、なんの根拠もない迷信のようなものだった。けれど、自分のバカさかげんを嘆いてみても始まらない。なっちまったものは、しかたない。
ひとりでいると、病気の時がツラいという。看病してくれる人もいないし、身体が弱ると心細くなるものだから、そんな時にひとりが身にしみるんだとか。でも、それって本当なのかな? 皆がそう言うから、そう思い込んでしまっているだけなんぢゃないかな? だって、誰にも邪魔されずに好きなだけ寝ることができるのはひとり暮らしの特権だもの。そういう時に身体を動かすのはたしかにツラいけど、友だちが食べ物を運んでくれたり、病院に連れて行ってくれたりすれば、家族がいない分、余計にその好意をありがたく思えるのだから、あながちひとりが悪いこととは思えない。
「電球が切れた時や高いところに荷物をあげなければいけない時に、ひとりぼっちを実感する」という話もよく聞くけれど、電球なんか自分でカンタンに替えられるし、高いところに荷物を乗せるのが大変なら下に置いときゃいいだけの話だ。第一、オトコと一緒に住んでいるからといって、必ずしも彼が電球を替えてくれるという保証はどこにもない。たとえ替えてくれたとしても、めんどくさそうな態度をとられるかもしれないし、それが元でケンカになることだってあるかもしれない。あ〜、考えただけでめんどくさい話だ。だったらひとりでとっととやってしまった方が、数倍楽というものだろう。だいたい、「主婦は家政婦ぢゃない」と言っておきながら、オトコを便利屋扱いするっていうのもスゴい話ぢゃないか。
ひとり暮らし大好きな私だけれど、バリ島では以前、ちょっと不便なことがなくもなかった。ここの人たちは大家族で住んでいることが多く、ファミリーの仲がとても良い。だから、ひとりで行動することが少ないのだ。15年くらい前はオンナがひとりで外食をしていたりすると、後ろから「オンナの人がひとりで食べてる」的なスタッフのヒソヒソ話が聞こえてくることもあったし、「なんでひとりなの?」と、堂々と訊かれることも珍しくなかった。悪気はまったく感じられないし、別にそれくらいいいんだけれど、なんでひとりなのかなんて訊かれても返事に困る。ひとりでいることに理由なんかない。だから「あら、ひとりぢゃダメだった?」と、とぼけて訊き返すと、向こうも困って「いや〜、そんなことないよ〜」と笑いながら答えるのだった。彼らにとってはよほど不思議な光景だったのかもしれない。最近では、ひとり旅の女性やひとりで行動する外国人在住者も増えたので、そんなめんどくさい質問をされることもなくなって、ほっとしてる。
けれど今でも、地元の人たちが通うワルンに行ったところで、ひとりで食事をしているバリ人女性の姿を見かけることは、まずない。家族か友だちと来ているのが普通だ。ひとりでいる時に、仲間と楽しそうに食事をする彼女たちを見ても、うらやましいという感情がこれっぽっちも湧いてこなくなってしまった私は、すでに末期なのだろうか?(笑)
私が仲良くしている日本人女性たちは、ほとんどがバツ付きか未婚のひとりものばかりだ。私たちはお互いに情報交換をしたり、助け合ったりして、この島で楽しいシングルライフをおくっている。だからぜんぜん寂しくない。けれど、こういう仲間たちとの楽な関係が、私たちを婚活から遠ざけているのかもしれないと思う今日この頃。わかっちゃいるけどやめられない。……そうして今夜も私は、シングル女たちの宴へと繰り出すのだった。
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今月のリコメンド玉
エンダモロジーですっきりスリム♪
先端に特殊ローラーがついたエンダモロジーという機械で身体や顔をしゅぽしゅぽ(掃除機のように吸う)してもらうと、あらあら不思議あら不思議、血行が促進されてお肌スベスベ、代謝もアップ♪ 私の二重アゴもすっきりしちゃいました〜♪♪

THERMES MARINS BALI テルムマラン・バリ
ジンバランの「アヤナ・リゾート&スパ」内
Open : 9:00 - 23:00
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H.I.S.たむたむダイヤル 728166 まで日本語でどうぞ!
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田尾たんぼ(たおたんぼ):神奈川県生まれ、東京育ち。1992年インドネシア・ジャワ島のガジャマダ大学に語学留学後、1993年バリ島に移住。旅行会社、免税店、アクティビティ会社勤務を経て、独立起業。本誌編集責任者。食べることはもちろん、買い物もスパも大好きなお気楽人間。肥えすぎて重くなった老体にムチ打ちながら美味しいものを求めてさすらい歩く一方、ダイエットを人生最大のライフワークともしている。自他ともに認めるイヌバカおばさんで、かわいいコを見るとデロデロになる一面も。著書に「バリ島極楽チャンプル」「バリごはん/バリ島極楽チャンプル2」(共にソニー・マガジンズ)。海外書き人クラブ、ライターズネットワーク会員。「エイビーロード」のWEBサイト(http://www.ab-road.net/guide/)にバリ島情報を連載中。自サイトは「極楽たんぼ」http://www.taotam.com