



四方を海に囲まれたインドネシアでは、真珠など貝の養殖がけっこう有名。貝殻を使った工芸品もたくさんある。身近なところでは、ネックレスなどのアクセサリー。チープなものからシルバーと組み合わせた高級品まで揃っている。また、レシンという樹脂で固めてお菓子受けなどのお皿にしたり、インテリアではランプシェード、ティッシュケースなど、その活躍の幅は広く、神秘的な光で独特の世界を創っている。ひとことで貝殻といってもその種類は多く、工芸品に使われるのは一番高い真珠貝をはじめとする約10種類ほど。バリでも作られているが、貝工芸が盛んなのはスラウェシ島、ロンボク島でバリにもたくさん送られてくる。

(左)きれいに洗って乾燥させた貝はまだ原料としての段階。まとめてはかり売りされる。
(中)この薄く透明感のある貝はカピス貝。加工がしやすく、透明感を活かしてランプなどがよく作られている。クラフトとして扱われる貝の中では一番安いものだそうだ。
(右)部品を作るためにカットされた貝殻。貝のカットからやすり、磨き作業まで、電動モーターが大活躍だ。

(左)切ったばかりの貝を荒いやすりにかけて、不必要な部分を落としていく作業。作業場には粉塵を吸い取る機械があるが、それでもかなりの粉塵が舞っている。これはけっこう大変な作業だ。ここの工場はジャワのマドゥーラ出身の家族経営で、おじいさんの代から貝のクラフトを手がけている。
(右)箱型タイプは、フタと下の部分がちゃんと合うように、貝の装飾を施したあと、カットされる。写真はまだカットされていない小物いれ。

(左)アクアのペットボトルに入っているピンクの液体は、レジン(合成樹脂)。貝と貝の隙間を埋めていくのに使用される。色は染料でつけられる。
(右)つや出し作業であるポレスは、最後の作業。写真上の薬をときどき機械につけて磨いていく。
クラフト現場
ジンバランにある家内制工場