アロハ・ガルーダカップ2001は、曇天模様のウルワツで行われた。チャレンジシリーズ、日本とインドネシアの親善試合、日本のプロツアー第3戦の3部門に分けられた大会だった。このうち、プロツアー第3戦で見事優勝を果たしたのが、福地孝行選手だ。

受賞式での福地選手(左端)
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編集部「優勝おめでとうございます」
福地 「ありがとうございます」
編集部「ではまず、今回の優勝の感想から聞かせてください」
福地 「JPSA(ジャパン・サーフィン・アソシエーション)の大会の中でも、海外の良い波で優勝することが出来て嬉しいです」
(注:JPSAの大会は通常、日本国内で行われるが、このアロハ・ガルーダカップだけは、毎年バリ島で行われている)
編集部「今回の大会の感想は? ポイントや大会進行はいかがでしたか?」
福地 「やはりウルワツという波の良いポイントで出来たことと、大会進行も問題なくスムーズで、良い大会だったと思います。ウルワツにしては、ヒットしている時よりサイズが少し小さかったですけど、でも波の質がウルワツというだけに良かったから、気持ち良くのることが出来ましたね。今年は足を怪我していたので、親善試合には出られなかったけど、来年は是非是非出たいと思っています」
編集部「来年も期待してます。バリの中で、ウルワツ以外に好きなポイントってありますか?」
福地 「去年、パダンパダンの波にあたったんですよ」
編集部「パダンパダンですね。あそこもすごい波がたちますよね」
福地 「そうですね。とても良かったですよ」
編集部「福地さんにバリを気に入ってもらえて私たちも嬉しいんですが、『これだけは勘弁』みたいなのってバリでなにかありましたか?」
福地 「そうですねぇ。これは、まあ、楽しみのひとつでもあるんだけど、物売りたちがわさわさ寄ってくるところが、時々面倒くさくなったりするかな(笑)」
編集部「そうですか。私と一緒ですね(笑)。じゃあ、バリのサーファーたちのことは、どんな風に見てらっしゃいますか?」
福地 「レベルも高くて、良いサーフィンをしてますね。中でもリザール・タンジュンとかボールとかは、かなり上手いと思いますよ」
編集部「日本のサーファーたちは、世界的に見るとどうですか?」
福地 「世界的に見たらやっぱりまだまだなんで、これからプロサーファーを目指す若い子たちは日本の外にどんどん出て、良い波に乗って、彼らのような素晴らしいサーファーたちをたくさん見た方が良いですね」
編集部「そうですか。11年前に福地さんがルーキーとして登場した時、かなりセンセーショナルだったんですけど、その陰でそういった努力をされてたんですね。ところで、今、福地さんが注目している若手選手っていますか?」
福地 「大野兄弟とか、森哲太くんとかいいですね。これから彼らのような若い世代が、どんどん昇ってくるでしょうね」
編集部「みんな、福地さんたちを目標にがんばっているんでしょうね。で、その福地さんご自身の今の目標って言ったらなんですか?」
福地 「やっぱり、JPSAのグランドチャンピオンですね」
編集部「是非、今年実現させてください!!」
◆
実は、サーフィンなどもってのほかで運動音痴の編集長が、偶然にも、福地選手が優勝する前日にお食事をご一緒させてもらっていたのだ。と言っても、もちろん、ふたりっきりではない(笑)。そして、スポーツに疎い彼女は、福地選手の偉大さをまったく知らずに、いつもの調子でバカ話をしたらしい(汗)。食べ放題をいいことに焼き肉をばかばか食べまくった彼女は、「だって、明日の大会に出る人としか聞いてなかったんだも〜〜ん」などと平気な顔。サーフィン業界でこれだけの有名人をつかまえて、それはないでしょう、編集長。でもその時、そんな能天気な編集長でさえも、彼からなにか強いオーラを感じたと言うから、福地選手はやっぱりタダモノではないということだろう。
この第3戦を終えた時点で、福地選手はJPSAのショートボード部門で今村大介選手と並び、堂々1位に躍り出た。第1戦から第3戦までのポイント数は、360、610、1000と、上り調子になってきている。今年は残り4戦。
このままの調子でがんばってくださいね、福地さん!! 今年のグランドチャンピオンをゲット出来ることを、遠いバリ島から編集部一同お祈りしています。
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