Stage 8
Made Karyana
マデ・カルヤナ さん
《サダ・ブダヤ/ジャヤ・スワラ/トレナ・ジュンガラ舞踊団等所属舞踊家》


Data
1980年8月3日ウブドのパダン・テガル生まれ。8才の時から、踊り手&ガムラン演奏者である父から踊りの手ほどきを受ける。バトゥブランにあるSMKI(バリ舞踊専門高等学校)からISI(インドネシア国立芸術大学)へ入学、2002年に卒業。海外公演や定期公演も積極的にこなし、更に1週間に6回、子供たちに踊りも教えている。プライベートでは2年前に結婚、一児の父でもある。

ーこんにちは〜、あ、子供たちとダンスの練習中ですか?すみません、お邪魔して大丈夫ですか?
はい、丁度終わったところです。大丈夫ですよ。どうぞ。

ーお久しぶりです。3年位前にも、一度お会いして取材させてもらったことがありますが、覚えてますか?
はい、覚えてますよ。もちろん。

ーよかったぁ、覚えていてもらって…。カデッさんは、さっきみたいに子供たちによく踊りを教えてるんですか?
はい、自宅では週に2回、他にもウブド王宮やギャニャールで教えているので、週に6回は教えていますね。

ーわ、すごい!定期公演も殆ど毎日ですよね。それに、海外公演も…。カデッさんってすごく落ち着いてみえますけど、実は結構、行動派なんですね。ちなみにカデッさんが得意とする踊りは何ですか?
好きなのはやっぱりバリス(戦士の舞)とハノマン(白い猿)ですね。でもクビャール系も踊りますし、女性舞踊も踊れますよ(笑)。

ーへぇ、すごいですね。でも女性舞踊はどこで習ったんですか?
ISI(インドネシア国立芸術大学)でです。ISIでは男女関係なく、踊れるようにならないとダメで、ウジアン・スメストールという学期末試験も何度かあるんです。ほらっ、その時の写真もありますよ。

ーほんとだ〜、かわいい!レゴンですね。この赤い猿みたいなのは何ですか?
これは卒業制作の写真です。ISIでは卒業試験で、創作舞踊を発表するんです。踊りも衣装も音楽も自分で考えるんです。ボクはハノマン(白い猿)が好きなので、それとは対照的な赤い猿を使って、古典劇をベースに創作しました。

ーこうなると誰が誰だかわかりませんよね(笑)、身体も真っ赤ですごい!
上半身は裸が良かったので、特別に赤のペイントを注文したんです。3回マンディ(沐浴)しても、まだペイントが落ちなくて大変でした(笑)。

ー踊りはもちろん、衣装も、音楽も自分で作らないといけないから、時間もお金もかかりそうですね。
スタートしてから制作発表まで6ヶ月かかりました。お金もかかりましたね。ISIは月謝はさほどでもないですが、この卒制で一気にお金が飛んでいきます(笑)。手順は先輩のをよく手伝っていたのでわかっていました。卒業した今は卒制を手伝っちゃいけないですけど。

ーえ?何でダメなんですか?
卒業したら、もう一人前のプロの踊り手と見なされるんです。だからプロが手伝うのは問題があるんです。

ーなるほどね〜。最後にカデッさんの将来の目標は何ですか?
プロとして踊りをもっともっと勉強していきたいですね。まだまだホント勉強なんですよ。あと、今、トペン(仮面)作りを習っています。自分の好きなことを、もっと精通させていきたいですね。


毎週月曜日にプリサレン王宮で、「オレッグ・タンブリリンガン」を踊るカデッさん。


「オレッグ・タンブリリンガン」とはミツバチの求愛ダンス。素早い動きで男女が近づいたり、離れたりする。


女性ダンサーが一人で踊っているところへ男性ダンサーが登場するシーン。


1999年、踊りを習いにバリへ来た日本人男性に自宅でバリスを指導。


2000年、岩手県での公演で初めて雪を見て大はしゃぎ。


2000年の学年末試験で、女性舞踊の代表「レゴン・ラッサム」を踊った(左:カデッさん)。


2002年、ISI(インドネシア国立芸術大学)の自作自演の卒業制作「アンタ・サリオ」で見事、2位を獲得した。


ウブドの自宅で子供たちにバリスダンスを教えるカデッさん。



■ カデッさんの定期公演スケジュール
場所:ウブド王宮 19:30〜
演目:トゥドゥン・アグン
歌舞団:ジャヤ・スワラ
場所:ウブド王宮 19:30〜
演目:オレッグ・タンブリリンガン
歌舞団:サダ・ブダヤ
場所:ウブド王宮 19:30〜
演目:ハノマン
歌舞団:ビナ・ルマジャ
場所:パダン・テガル・カジャ集会所 19:00〜
演目:ハノマン
歌舞団:トレナ・ジェンガラ
場所:ウブド王宮 19:30〜
演目:トペン、バロン
歌舞団:サダ・ブダヤ
場所:ウブド王宮 19:30〜
演目:クビャール・ドゥドゥック
歌舞団:ビナ・ルマジャ



*このページに掲載された情報は「H.I.S.バリフリーク 2007年 4号」のものです。
スケジュールなど変更になることがありますのでご了承ください。




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