フリーク
スペシャル
2005年 No.1

バリ・モダン建築の仕掛人 1
Balinese Architect

環境と共生するシンプルなエコデザインで
独特の「ワカ・スタイル」を築いたのがこの人


ワカ・エクスペリエンス アートディレクター
クトゥッ シアンダナ さん Ketut Siandana

1964年9月23日に、7人兄弟の4番目としてデンパサールに生まれる。83年にウダヤナ大学で建築デザインを学び始め、89年に友人と設計事務所「Kori D. Arch」をスタート。91年、兄弟で「ワカグループ」を結成し、経営を始める。94年には、ワカグループのアートディレクターとして「ワカ・デザイン」を発足。現在に至る。

カグループといえば、バリでいくつものリゾートホテルを展開したり、ランドクルーズ等のアクティビティを主催したりしていることで知られている。そのワカのアート面を担っているのが、グループの代表の一人であるクトゥッ氏だ。喋るのが苦手という彼の語り口調はとてもやさしく穏やか。自然との調和を最も大切にし、建物を建てる為に大きな木は切らない、大きな石は移動するのもダメというポリシーに則って建築を手がけてきた。また、インテリアに古木や廃材をセンスよく使うことでも有名だ。



クトゥッ氏が2年程前まで住んでいたデンパサールの北にある自宅の一角。結婚を機にここを出て、今は時々仲間達が集まってメディテーションを行なう場所になっている。川に面していて、その静寂さはまるでウブドのよう。竹林に囲まれ、スピリチュアルな空間を造っている。



■主なプロダクト
'90:インペリアル ホテル〈トラディショナルアドバイザー〉
'91:タマンソルガ ヴィラ
'92:ワカヌサ リゾート(レンボンガン島)
'94:ワカマヤ リゾート(サヌール)
'95:ワカ デ ウマ リゾート
'96:クルクル リゾート(クタビーチ)
'99:カフェワヤンの改装/ヌサ レンボンガン リゾート/バロン リゾート/ワカショレア リゾート(バリ西部国立公園)
'00:ヴィラ ガンガ
'03:マナド シティホテル(マナド)/日本の建築家井上氏らとのコラボレーション
'04:ヌサンタラ ダイビングセンター


■問い合わせ先
Waka Design
Jl. Iman Bonjol No.467, Denpasar / Tel : 482064 / Fax : 482063
E-mail : sales@wakaexperience.com


■クトゥッ氏の創り出すランドスケープの数々
Landscape

Waka Maya ワカマヤ(サヌール)
時間の経過と共に味わいを増す
神秘的なヴィラ


サヌールのメインストリートから車で約5分。細い小径を抜けるとワカマヤがある。少し苔むした石塀や柱、青々とした緑が繁る庭は、バリにあるプラ(お寺)を彷佛させる。廃材や古木を上手に利用したインテリアにも注目したい。

プールに浮かび上がる象徴的な形が神秘的

リサイクルウッドや流木等を使ったインテリアは独特の味わいと落ち着きがある。色はアースカラーで統一。

Waka Shorea ワカショレア(バリ西部国立公園内)
自然と一体になる
究極のナチュラルを実感


バリ西部にある国立公園は、手つかずの原生林が多く残る広大な面積を誇る。その公園内にあるワカショレアは、なんと樹木を一切切らずに建てた、完璧なエコロジーリゾートだ。自然素材を多く利用したインテリア、風や波の音、鳥や虫の音色など、最も自然に近く、心安らぐ最高の隠れ家として脚光を浴びている。

Waka di Ume ワカ デ ウマ(ウブド)
田園の緑に囲まれて、
安らぎに満ちた時間を過ごす


今から9年前にオープンしたワカ デ ウマは、ウブドの市街地を北上した田園の中にあるヴィラ&バンガロー。家具は竹や藤を使っていて、徹底したナチュラル指向はさすが。

ワカのホテルでよく見られる、白と生成りのストライプのファブリックをふんだんに使っている。





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