Stage 7
Kadek Dewi Aryani
カデッ・デウィ・アルヤニ さん
《ガムラン・スニ・ヌリタ・デウィ舞踊団主宰舞踊家》


Data
1977年2月25日バリ島カランガッサム生まれ。6才の時、ウブドのプリアタンへ引っ越し、プリアタンスタイルのレゴンを習い始める。舞踊専門高等学校SMKIを経て、インドネシア国立芸術大学ISIへ。ニュークリエーションやコンテンポラリーなど、ジャンルを問わず創作舞踊にも数多く取り組んでいて、関係者からも高く評価されている。現在、ガムラン・ヌリタ・デウィ主宰。

ーあぁ、やっと会えました、カデッ・デウィさん!3年位前に、やはり取材のお願いをしたことがあるのですが、カデッ・デウィさんがあまりにも多忙で時間調整がつかず断念したんですよ。
あの頃は海外公演の連続で、バリに帰ってきてはまた出発の繰り返しでした。でも、いろんな国の踊りを観て、実際に踊って、ホントいい勉強になりましたし、楽しかったです。実は、3月にまた1週間ほどベルギー公演に行ってきます。

ーホント忙しいですよね(笑)。休む時間もなくて大丈夫ですか?
私、じっとしているの苦手なんですよ(笑)。何でも挑戦していたいんです。踊り以外にも、ファッションや歌も大好きですね。また、踊りという専門分野を通してもっと社会と関わっていきたいとも思っています。

ーカデッ・デウィさんは踊るだけでなく、舞踊の創作もたくさん手がけているとか?
はい、'96から創作活動もしています。ニュークリエーションもコンテンポラリーもいろいろです。今夜踊る歓迎の舞「ダラ・デウィ」も私が創作したものなんですよ。

ーわ〜、楽しみぃ〜。ところでニュークリエーションとコンテンポラリーってどう違うんですか?
ニュークリエーションの基本は伝統舞踊です。伝統の枠の中の創作舞踊です。コンテンポラリーはそれに比べて、もっと自由。踊り方も衣装も表現の規制はありません。私的にはどっちも大好きですね。

ーバリにいる時の方が少ないんじゃないかと思う位、海外遠征へ精力的に行ってますよね。
'97から海外へ行くようになりました。イギリス、ベルギー、オランダ、ハワイ、フランス、アメリカ、韓国、インド…あとはどこでしたっけ?日本へはもう4回以上行ってます。日本は大好きです。日本舞踊も教えてもらいました。着物はホント素敵ですね。浴衣を着させてもらったこともあります。あと、日本のビジネスマン!すごいハードワークで尊敬してしまいます。バリ人はいつものんびりだから、びっくりしてしまいますね。

ー海外公演へ行くとやはり世界が広がりますか?
私はただバリ舞踊を踊りに行くだけでなく、行く先々でカルチャーの勉強をするのが好きなんです。自分がプロとして踊っているバリ舞踊と、その土地の踊りを交換するんです。いろんな国の踊りを習うのは楽しみのひとつです。

ー創作舞踊のインスピレーションにもつながりそうですね。
はい、もちろん、それもありますが、踊りから、その国のカルチャーや考え方も学ぶことができるんです。私は、舞踊家である前にひとりの社会人でいたいんです。舞踊を通して社会に貢献し、世界へもつながっていけると信じています。私の創作の大きなテーマは「平和」なんです。私が、世界に目を向けるチャンスを与えてもらえたように、私の後輩たちにも世界に出て、もっと幅広い視野で踊りに携わっていってほしいですね。

ー最後にカデッ・デウィさんにとって舞踊とは?
踊りがなくなったら私じゃなくなってしまうくらい、私という人間に欠かせないもの…ですね。


彼女自身が創作した歓迎の舞「ダラ・デウィ」を自らも踊る。


毎週火曜日に催されるガムラン・ヌリタ・デウィ舞踊団で、「クビャール・ガンドゥルン」を踊るカデッ・デウィさん。


数ある演目の中でも、かなり素早い動きで大変な踊りだが、表情にそれが少しも出ないのはさすが。


'06にシンガポールで、インド舞踊の公演に参加。写真右から3番めがカデッ・デウィさん。


'03に1週間、アムステルダムへ行った時。束の間の自由時間で観光を楽しんだ。


'02、ドキュメンタリーフィルムのモデルとして、ハワイで撮影をした時の写真。


'03にベルギーで、世界中から集まったダンサー達とコンテンポラリーダンスの舞台練習。着ている服はコスチュームだ。


'01、韓国で韓国語の歌をデュエットして第3位になった。歌は3日で覚えたという。



■ カデッ・デウィさんの定期公演スケジュール
場所:バンジャール・ウブド クロッド 19:30〜
演目:ダラ・デウィ/クビャール・ガンドゥルン
歌舞団:ガムラン・ヌリタ・デウィ



*このページに掲載された情報は「H.I.S.バリフリーク 2007年 3号」のものです。
スケジュールなど変更になることがありますのでご了承ください。




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