犬猫嫌いだったしーちゃんをメロメロにしたチェリー(右)とシロ。この笑顔に癒されない人はいないだろう。見ている人をシアワセにしてくれるコたちだ。
7. ポメラニアンの笑顔咲く家
クロボカンのしーちゃん宅に潜入
満
開の笑顔で迎えてくれたポメラニアンのチェリーとシロ。キレイな花の咲く庭を駆け回る二頭の笑顔は、花たちに負けることなく、元気いっぱいに咲いていた。
■しーちゃん家のお犬さま
ポメラニアン
チェリー(2歳6ヶ月/♀)
シロ(10ヶ月/♂)
しーちゃんは以前、犬も猫も苦手な人だった。今から三〜四年前のこと、まだ本当に小さな子猫にさえ触ることすら出来ずに、二つ折りにした新聞紙ですくいあげようとしていたのを思い出す。犬なんぞもってのほかだった。ところがある日突然、
「ふっかふかでかわいらしい子犬を買ったのよ〜。もう本当にかわいくって、かわいくってね…」
と、嬉しそうに話す彼女がいた。本当に同一人物なんだろうか? と疑いたくなる程の変わりようだった。周りは皆、呆気にとられて目を点にした。
あの犬猫嫌いのしーちゃんを変えたのはどんなコなんだろうと、ずっと興味を持っていた。「ポメラニアンのチェリーちゃん」というのは聞かされていたけれど、実際にお会いしたことがなかったのだ。そうこうしているうちに、シロちゃんも家族に加わり、しーちゃんの顔はますます嬉しそうになる。これはオチオチしていられない。早くまみれさせて貰わなきゃと、今回お邪魔したわけだ。
二頭は満面の笑顔で迎えてくれた。女の子らしい仕草とくりっとした目が魅力的なチェリーちゃんは、毛並みもふさふさ。まるで女王様のようだ。「うふっ」という声が聞こえてきそうな感じがかわいい。シロちゃんの方は、陽気で男の子らしく、元気いっぱいだ。笑顔で有名なサモエドという大型犬がいるけれど、シロちゃんはさしずめ「ミニ・サモエド」といったところか。いつも笑っている。ちょこまかとしーちゃんの後をくっついてまわるストーカー犬でもある。ところが、しーちゃんが外出する時は、テラスから先はついて来ない。マテのコマンドも出されていないのに、立ち止まったまま、動かずに見送っている。一緒に行かれないことがちゃんと解っているらしい。すごい!賢いぢゃないか。
この二頭はとっても仲良しで、しーちゃんの足元で追いかけっこをしたりして遊んでいる.。その姿もまたなんともかわいい。これぢゃ、しーちゃんがメロメロになるのも無理ないなと、思い切り納得したある日の午後だった。
*この記事は「H.I.S.バリフリーク2005年5号」に掲載されたものです。
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