ボールを追いかけ、走り回って大活躍のその後は、やっぱり疲れてお昼寝タイム。

10. ごきげんHAPPY SNOOPY

クロボカンのエディ&まさこちゃん宅に
愛犬マシュウと共に潜入

ールが大好きなスヌーピー。いっぱい遊んで、いっぱい食べて、バリカンでカットまでしてもらう。信頼できるボスと共に生きることが、犬にとっていちばんシアワセなことだと教えてくれた。

■エディ&まさこちゃん家のお犬さま

ゴールデン・レトリーバー
 スヌーピー(5歳/♂)

 どんなに賢い犬でも飼い主がきちんと躾けなければ、その潜在能力が充分に活かされずに、ただの駄犬になってしまう。けれど、飼い主がどんなに頑張っても、賢い犬ほど相手を見極めるのがうまいから、信頼関係を結ぶのは意外と大変なことだったりするのだ。ましてや女性は、どうも犬になめられてしまう傾向があって、特に大型犬なんかをうまく躾けられる人は少ない。今回ご紹介するまさこちゃんは、その数少ない女性の中のひとりなのだ。そのうえ、パートナーのエディは「子どもと犬はエディに預けろ」と、友人たちから言われているほどの犬使い。ここんちに家族として迎えられているスヌーピーがシアワセぢゃないわけがなかろうってもんだ。

 ボール遊びひとつとっても、ただ投げるだけぢゃない。フライあり、ゴロあり、変化球(?)ありとバラエティに富んでいる。彼らを見ていると、本当に犬が好きで、一緒に遊んでいるという感じなのだ。ここがポイントだと思う。「犬を遊ばせる」んぢゃなくって、「犬と一緒に遊ぶ」ということ。犬は一緒に遊んでくれる人が大好きだ。そして、この遊びの中から信頼関係が生まれる。一緒に楽しみ、ダメなことはダメと強く叱り、褒める時はベタ褒めする。彼らはこのメリハリがとても上手だ。どんな時でも本気で犬と向き合っている、彼らの姿勢からは学ぶところがとても多い。うちにも大型犬がいるけれど、こんなに本気で一緒に遊んでいるだろうかと、深く反省させられてしまった。

 実は、このスヌーピー、子犬の時から彼らと一緒にいたわけぢゃない。彼には、最初の飼い主に厳しすぎる体罰を受けていた悲しい過去があるのだ。けれど、今、信頼できるふたりと一緒に生活しているそのゴキゲンな笑顔からは、そんなことは微塵も感じられない。「本当によかったね」と、頭をなでなでしても、「なんのこと?」って感じで、ツライ過去など忘れ去っているようだ。それでも私は話しかけずにはいられない。「スヌーピー、おまえは本当にラッキーボーイだ」。



*この記事は「H.I.S.バリフリーク2005年8号」に掲載されたものです。