〈1〉成瀬 潔 さん

■プロフィール
1950年4月8日生まれ。出身地:東京。好きな食べ物:和食。趣味:読書。日本でフリーランスのエディターを経て、'95年に渡バリ。'98年にバナナペーパーに出会い、魅せられる。以来、自身でバナナペーパーのアートワークを始め、現在に至る。

■問い合わせ/連絡先
E-mail : narg@bali.ne.jp

タイトル〈 結ばれるともしび 〉

タイトル〈 あの海からの光 〉

タイトル〈 四季+1 〉

見ているだけで優しい気持ちになれる
バナナペーパー

つよし:成瀬さんは、日本ではフリーランスのエディターとしてご活躍なさっていました。仕事の関係で92年に初めてバリを訪れて以来、バリの、特にウブドに魅力を感じ95年には渡バリ。当時は、書道などで使えるような良質の紙をバリで探し求めていらしたようですが、オーストラリア人の方が開催していたワークショップを通じて、成瀬さんのバナナペーパーと出会ったそうです。次第に、バナナペーパーの繊維の織り成す美しさに興味を抱き始め、文字を書くための紙作りという目的から、天然素材の持つ美しさが表現される紙の製作へと移行していったということでした。

みわきち:バナナツリーという自然の素材を引き出す、発見の作業が楽しいという成瀬さん。バナナの木の断面はバームクーヘンのように層になってるんだけど、外側と内側の繊維は違うんですって。それを1つ1つ手作業で、分けていくことからスタートします。繊維を煮る時間でも紙の表情が変わってくるそうです。なんだか生きてる素材って感じで大変そうですよね。
色は全て天然色。オレンジは紅の木、うす茶はうこん、赤紫はティバの木の根等、天然色ならではのやさしい色合いがすてき。特に障子や襖など、紙の文化の発達している日本で育ってきた私達には、こういう手作りの紙には親近感が湧いてきます。成瀬さんが製作したバナナペーパーは、ホテルのレストランの照明とかに使われたりしてるんですって。紙を濾過したやわらかい光は、気持ちがなごみますよね。今後は異素材との組み合わせなど、もっとテクスチャーの開発をされたいそうです。がんばってくださいね。