〈9〉ジェイソン モネ さん
幼い頃、獣医になりたかったジェイソンさん。7才の時からロンドンにある自然史博物館へ足を運び、生き物の標本を描き写していたのが、絵を始めたきっかけでした。お会いしたジェイソンさんは、自然派で、とてもやさしくユーモアのある方。油絵の作品が有名ですが、自然破壊につながる森林伐採に反対し、木でなく竹を使った作品を展開。竹のアートを通して自然環境保護を呼びかけている、エコロジストでもあります。

■プロフィール
1938年05月03日生まれ。 出身地:イギリスのチェルシー。好きな食べ物:インド料理、ポークパイ、刺身。 趣味:バードウォッチング。16才の時、ロンドンの美術学校で、コマーシャルアートと人物画を学ぶ。その後、徴兵制度により2年間入隊するが、この時初めて油絵に出会い、兵役後、本格的に絵に取り組む。アメリカ、イタリアのマルタ島、オーストラリア等を転々とし、'84に初めてバリ島へ。'88からバリ島のウブドへ移住し、更にアート活動を深めている。

■問い合わせ/連絡先
Tel : 0813-387-45578
E-mail : jason@jasonmonet.com
web : http://www.jasonmonet.com

ジェイソンさんの自宅兼アトリエ。自然光のいっぱい入る、解放的な造りだ。

ジェイソンさんの作品の中ではめずらしいクロッキー画。力強いタッチが、エゴン・シーレっぽい。

「Sleeping Beauty 1991」。
フォーシーズン・サヤンに収められた。

上の作品を描いている時のスナップ。炎天下にも負けず、筆を進めていく。出来上がった作品には、棚田を吹き抜ける風を感じる。

バリヒンドゥーのお寺の入口を描いたもの。空気が伝わってきそうだ。


フランス人を描いた絵。ウブドの「カフェ・エグザイルス」に飾ってある。

パステルで描いた人物画。色使いが絶妙。

自画像。ウブドのカフェ「トゥットゥマック」に飾ってある。


「Simone 1998」。
自宅の一角で描かれたもの。
みわきち:ジェイソンさんの絵って、私の大好きな画家のエゴン・シーレの絵に、タッチや構成が似てるんですよね。でも、ご本人は28才までエゴン・シーレを知らなかったそうです。

つよし:多くのアーティストの風景画は、その場ではスケッチを描いて、アトリエで本格的に描く人が多いと思いますが、ジェイソンさんは、いつも絵の道具を車に乗せて、インスピレーションが湧いた時に一気に描いてしまうそうです。ある作品では、朝焼けの景色を描く為に、毎日4時に起きて描いたこともあるそうですよ。

みわきち:その気持ち、とってもわかります。その場でしか味わえない空気があるんですよね。でも実際その場で描くというのは、すごいバイタリティ! 私は、ジェイソンさんの風景画が特に好きですね。バリ独特の空気や香りを感じる、印象派みたいな、きれいな色使いの作品がいっぱいです。