〈10〉マデ ブディアナ さん
生まれも育ちもデンパサールという、バリ島内では都会っ子(?)のブディアナさんは、かなりの行動派。特に山登りが大好きな彼は、バリ最高峰のアグン山に4回、バトゥール山に6回登った経歴の持ち主。フットワークの軽い理由は、「美しいものは特別の場所にあるのではなく、どこにでも散在している」からなのだそう…。インスピレーションの源を探しに、愛車のジープに絵の道具を積んで、自分の求めている世界へ旅立つのです。

■プロフィール
1959年03月27日生まれ。 出身地:バリ島 デンパサール。好きな食べ物:魚料理。 趣味:山登り、ドライブ。
高校の時から絵を始めた彼は、'79年からジョグジャカルタにあるISI(国立芸術大学)にて8年間、本格的に絵画を学ぶ。'87にバリ島へ戻り、デンパサールを拠点にアート活動を再開。インドネシア国内はもとより、ヨーロッパ、オーストラリア、日本、アメリカ等海外でも多くのエキジビションを催し、注目を集める。地元の若手アーティストを引っ張っていくリーダー的存在でもある。

■問い合わせ/連絡先
Tel : 081-239-80644
Jl.Beteran No.41, Denpasar-Bali

最近は何も描き込まない空白のスペースの部分を大事にしている。

バリ島東部の山々をスケッチしたもの。大胆な水彩のタッチは雄々しい山にピッタリだ。

家に遊びに来た友達をクロッキーしたもの。どことなくユーモラスな感じの印象だ。

新聞の上にクレヨンで描かれたこの絵は政党紛争がインスピレーション。

ぎっしりとモノに埋もれているが、きちんと整頓されたアトリエは居心地も良さそう。

仲間のアーティストたちとの、野外でのアート活動はよく行なわれる。

みわきち:彼と話して初めて知ったのですが、バリがリゾート地として開かれて間もない頃は、芸術の拠点はデンパサールにあったんですって。ブディアナさんが子供の頃は、近所にはいっぱいギャラリーがあって、たくさんのアーティストで賑わっていたそうです。

つよし:ということは小さい時から、アートがすごく身近だったんですね。そして彼自身も絵を描くことが好きで、自然に絵を学ぶようになる。若い時の絵の写真を見せてもらったのですが、写実画もうまいですよ。とにかくがむしゃらに描いていたって感じです。今は、自分の内面から湧き出すインスピレーションを基に、余裕を持って描いてる印象がします。

みわきち:ささっと描いたペン画なんか、とてもユーモラスでお茶目。私はこの一見落書き風の(失礼)軽いタッチのものが好きですね。

つよし:少年のような純粋さを彼に感じます。遊び心のある絵をもっと展開していってほしいです。