〈12〉アントニウス コー さん
中国人の父とジャワ人の母を持つアントニウスさんは、生まれも育ちもジャワ島。27才の時にアートの勉強のため渡独。以後14年間ドイツで生活し、現在バリ島のウブドで暮らしている。「ドイツはアートを学ぶには良い所。でも例えば、2+2は必ず4にならないとダメなお国柄なんだ。もちろん正しい答えは4だけど、僕は2+2は1だっていいと思う。バリはそういう僕を優しく受け入れてくれるところ…。だから僕はバリを選んだんだよ」(アントニウス氏談)

■プロフィール
1958年5月1日生まれ。 出身地:中部ジャワ クラテン。好きな食べ物:バリ料理、刺身サラダ。 趣味:水泳、釣り。
19才の時にバンドゥンの美術学校で絵画の基礎を学んだ後、ジョグジャでバティック等のテキスタイルデザインを勉強する。'81年にバンドゥンのファインアートスクールへ入学。卒業後、'85からドイツへ留学し、そのままアート活動を展開。14年間のドイツ生活の後、'00にバリへ移住し、'04に「ウィナ ギャラリー」を設立する。

■問い合わせ/連絡先
Tel : 081 8496 247, 081 338 728 483
WINA Gallery Jl.Raya Sanggingan, Ubud
E-mail : antonius_kho@yahoo.com

タイトル「Manja?」(100×100cm)
ヒューマンな優しさが伝わってくる一枚だ。

タイトル「Teriak」(100×100cm)

タイトル「Love?」(100×80cm)
コラージュが味わいを出している。

タイトル「Reborn?」。
いやらしさのない不思議なエロスが漂っている。

「ウィナ・ギャラリー」の裏手にあるアントニウスさんの自宅兼アトリエ。アトリエは家のベランダで、アート仲間や、友達でいつも賑わっている。

みわきち:ウブドにあるアントニウスさん所有の「ウィナギャラリー」は今年の1月にオープンしたばかり。

つよし:ドイツでのアートワークが長い方なので、展覧会もドイツを中心に、インドネシア、日本など多く出品しています。基本的には人をモチーフにし、デフォルメし、コンテンポラリーへ導いてる作品が多いですね。

みわきち:バリに住み始めてから立体を始めたそうです。平面画も、麻の布や砂、ガーゼ、蛇の革などコラージュして、また絵の具を重ねていくという独特の手法で、作品に厚みと味わい深さを出しています。もの静かな方だという印象を受けましたが、アートに対してはとてもチャレンジ精神旺盛なのが、作品を観ていると伝わってきます。