〈20〉ブリジット コップ さん
細身の身体に、大きくワイルドな目が印象的なブリジットさんはスミニャックを拠点に活動する抽象画家だ。溢れんばかりに多彩なバリに影響を受けて、色を大胆に使うようになったという彼女の絵は、サイケな色を組み合わせたミックス感を特徴とする。自分の中のエモーショナルな(感情的な)エネルギーをカンバスにぶつけていくタッチからは、彼女のあつい情熱を感じることができる。

■プロフィール
1957年5月21日生まれ。出身地:ドイツ ミュンヘン。
ドイツで約2年間、服飾の勉強をした後、同国でファッション画のデザイナーとして約10年間活躍。今から16年前に初めてバリ島を訪れ、元夫と意気投合して、14年前にバリ島へ移住。'90より本格的に油絵を始める。'00には初めてグループ展に出品。以後精力的にエキジビションを行なう。今年の3月にギャラリー「スタジオ66」を開設。一児の母でもある。

■問い合わせ/連絡先
Gallerie Studio 66
Jl. Double Six, Gg. Raja 1, Legian
Tel / Fax : 730972

タイトル「All in One, One in All 」サイズW140×H270cm。躍動感のある流れとサイケな色使いで迫力の画面は、彼女らしい作品。 

タイトル「Om」サイズW70×H100cm。バリヒンドゥー教のシンボルであるぼん字をモチーフにしている。

タイトル「Memory Bank」。サイズW160×H90cm。

タイトル「Bali Moon」サイズW60×H40cm。めずらしくやさしいタッチ。

ギャラリー2階にあるアトリエで制作中のブリジットさん。


みわきち:今日お邪魔したスミニャックにある「スタジオ66」は、ブリジットさん所有のギャラリー、アトリエ兼住居でもあります。オープンエアで素敵ですが、ちょっと不思議な造りです。

つよし:彼女のスタイルは主に抽象画ですが、火、水、空気のような形のない自然の要素をモチーフにしています。それを自分の感情とうまく交ぜて表現しているんですね。

みわきち:ブリジットさんって、きっととても情熱的な女性なのでは? 数年前に起こったバリ島での爆破テロの時も、彼女の怒り、悲しみを絵にぶつけたそうです。

つよし:彼女の絵は目に写っているものを描いているのではなく、感情のエネルギーから生まれたもの。手を動かすというより、内なるエネルギーに動かされて描いた絵にはパワーが宿っています。