〈35〉タミン さん
日本語が堪能で、一見したところ日本人と見間違えてしまう風貌のタミンさん。インテリアの勉強をしに単身海外に渡り、その後、陶芸の勉強も開始。ガラス工芸もオランダ人から学びました。今はその経験を生かして、土とガラスをミックスさせたもの等、積極的な作品作りに励んでいます。「人ができないといって避けることをやっていきたい。最初はもちろん大変だけど、それを修得できたら必ず自分のものになるから」と前向きな姿勢で語ってくれました。

■プロフィール
1958年7月12日生まれ。出身地:ジャワ島 バンドゥン。高校を卒業してすぐ、インテリアデザインの勉強をする為にカナダへ留学し、7年間滞在。ジャカルタではインドネシア人陶芸家のスヤトナ氏に師事し、陶芸を学ぶ。'87に木彫を学びに初めて渡バリ。この時、アーティストである日本人の奥様と知り合い、結婚。バリに住んで3年後、日本に渡り4年間滞在する。'96にバリへ戻り、陶芸の工房をウブドのプンゴセカンに開設。'05に陶芸ショップ「Eclipse」をラヤ・ウブド通りにオープンする。

■問い合わせ/連絡先
Studio : Br. Kalah, Pengosekan, Ubud
Tel : 972282
HP : 081-2394-2064
E-mail : eclipse@padmaubud.biz


手作業でストライプを作っていった作品。
マットな質感もいい。

外側部分はシナモンチップが埋め込んであり、
ほのかにシナモンが香る。

指で細かく模様をつけていった、
タミンさんの最近のお気に入り作品のひとつ。

飾り皿と碗は上品な紫が
いい味わいを出している。

陶器をベースに色ガラスを流し込んだタイル。

ウブドのプンゴセカンにある
スタジオ工房&ギャラリー。

タミンさんのデザインに従って
ロクロをひく女性。

素焼きの器に釉薬を塗っていく作業。 

ブタをモチーフにした陶器の笛は
水を入れると違った音色になるのも面白い。


みわきち:インドネシアで陶芸家として名を馳せている方はあまりいらっしゃらないのでしょうか? タミンさんも純粋な陶芸家というより、陶芸デザイナーと紹介した方がより的確だと思います。商業ベースで量産することも考えつつ、手仕事の一点ものの味わいも出していきたいという、ぎりぎりのところでがんばっているように感じます。陶器とガラスを組み合わせた、綺麗な色のタイルは、陶芸とガラス工芸の両方を学んだタミンさんならではのアイデアです。タミンさんのデザインは真似されることも多いとのことですが、真似に負けないデザインをどんどん創り出していってほしいですね。