8. エアブラシ工房を覗いてみたい

お頭
 伝統文化が盛んなバリでは伝統もしっかり守る反面、それとは正反対のアートもある。中でもエアブラシ等で絵や模様を入れるペイントアートが人気を集めているようだ。ヘルメットやバイク、車のボディ、看板、皮製品や洋服にもペイントOK。個人からのオーダーはもちろん、鞄や洋服の製造元からも大量にオーダーが入って来ているらしい。そんな面白い事がバリで気軽に出来るなんて、これはやってみるしかない!ということで、今回はエアブラシでヘルメットに絵を描いてもらうことにした。そうと決まったら、絵の材料となるものを揃えて、さっそくデンパサールにある「Gaboart(ガボアート)」へ。期待と不安を抱きながら、オーダーといきましょう。さて、どんな仕上がりになるか楽しみだ〜。


今回の材料となる顔写真と合成させる蝶の写真、そして簡単なデザイン画を持参した。ここ「ガボアート」は、狭い中で作業が行われ、シンナーやガソリン等も使うのと、大通り沿いにあるために、店内の空気が悪い。
この道10年のロンゴさん。持って行った写真を見ながらの作業だ。赤いヘルメットを持って行ったので、まず白を吹いてベースを作る。蝶の部分は初め黒で形だけとっておく。そして白く塗った部分の上からちょっとダーク系のピンク色で顔を描いて行く。同じ色なのに、重ね塗りをすると色がもっとダークに出て来る。
上の段階を過ぎるとこんな感じ。なんとなく顔が浮かんで来た。思っていたより似ているような気がする。少し感激。こうして仕事に集中している最中もお客さんはひっきりなしにやって来る。マネキンに表情を入れて欲しいとの相談にも対応。
随分とはっきり顔が現れたヘルメット。これからの色づけが楽しみだ。
ロンゴさん以外のエアブラシ職人も隣りでシューシューと看板用アクリルのアルファベット文字に色を吹く。
さて最終段階である蝶の羽の色付けだ。この時点でも顔部分に気になる所が出ると、手に写真を取って写真とヘルメットを交互に観察。エアブラシのホース部分にコンプレッサーからエア(空気)が送られる為、その音も結構煩い。そんな所で集中して出来る職人さん、凄い、の一言。
絵が描き終わったらフィニッシングをして、あっと言う間に完成。終わった時点で見ている方がため息が出る程、根気のいる作業だった。これから約2日間程乾燥させれば出来上がりとなる。


しっぽ
 「神々の島」「不思議の島」という代名詞の付いたバリで、エアブラシがこんなに日常的に利用されているとは思わなかった。不安大でオーダーしてみたヘルメットだが、顔がそっくりに出来たのには本当にビックリした。蝶のボディのちょっとした気持ち悪さ、羽が血管のようになっている様といい、エアブラシならではのイラストが完成したのだ。
 今回は無理を言って短期間でお願いしたが、乾かす期間も入れて、仕上がりまでだいたい1週間(絵柄にもよる)。嫌がられるかもしれないが、友達へのプレゼントに似顔絵ヘルメットなんていかが?

Mirip!
(似てる! )



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